わずか1週間で再発したWNBAコートへの「大人のおもちゃ」投げ込み騒動
2025年8月、アメリカ女子プロバスケットボールリーグ(WNBA)の試合中という、選手も観客も集中する場で、なんと「大人のおもちゃ(セックス・トイ)」が2度もコートに投げ込まれるという前代未聞の事件が発生しました。
最初はアトランタ・ドリーム対ゴールデンステート・ワルキューレス戦、わずか3日後にはシカゴ・スカイ対ワルキューレス戦でも同様の事態が発生し、会場や選手陣、SNS上で大きな波紋を呼びました。
本記事では、事件の詳細と背景、関係者や世間の反応、再発防止の課題、専門家の視点を交え、今後のスポーツイベントにおける安全管理の在り方まで、多角的に分析します。
事件の経緯と現場の状況
ANOTHER GREEN DILDO WAS THROWN AT A WNBA GAME 😭😭😭 pic.twitter.com/haMHat8tgL
— BricksCenter (@BricksCenter) August 2, 2025
2025年8月1日、シカゴのWintrustアリーナで行われたシカゴ・スカイ対ゴールデンステート・ワルキューレスの試合は、第3クォーター残り7分42秒のタイミングで突然中断されました。
観客席から投げ込まれた鮮やかな緑色の性具(通称・ディルド)がコートのバスケット下に着地し、審判が即座にホイッスルで試合を止め、スタッフがタオルで拾い上げる騒動となりました。
この一件は実は今週2回目。数日前、アトランタでのワルキューレス対ドリーム戦でもほぼ同様の“同色同型”の物体が投げ込まれ、試合を中断する事態が起きています。
どちらも大事には至りませんでしたが、安全面への重大な懸念を投げかける出来事となりました。
WNBAでは、観客が危険物や異物をコートに投げ入れる行為を厳しく禁じていますが、どうやって持ち込まれたのかは不明。
シカゴの会場はクリアバッグ(中身が見えるバッグ)ポリシーを採用しており、通常なら目立ちやすい品ですが、セキュリティの抜け穴が明るみに出た格好です。
選手や関係者の反応 – 怒りと困惑、そして諦念
事件後、取材に応じたスカイのセンター、エリザベス・ウィリアムズ選手は「非常に失礼だと思います。全く理解できませんし、幼稚そのもの。こんな行為は止めるべきです」と強い不快感と警鐘を鳴らしました。
一方、ワルキューレスのフォワード、チェチリア・ザンダラシニ選手は最初“何が起きたか分からず笑ってしまった”としつつも、「非常に危険。選手が怪我をする可能性もあります」と本質的なリスクを強調しました。
ニューヨーク・リバティのイザベル・ハリソン選手も「ARENA SECURITY!? しっかりしてくれ!」とSNSで呼びかけています。
また、インディアナ・フィーバーのソフィー・カニンガム選手は「ディルドをコートに投げ込むのはやめてください。誰かが怪我をします」とX(旧Twitter)で訴えました。
いずれも一様に「笑い事ではない」「選手の安全確保の重要性」を指摘しています。
SNS・インターネット上の反応 – 「悪ノリ」か「議論のきっかけ」か
事件がSNSに拡散されると、X(旧Twitter)やRedditなどインターネット上では瞬く間に「#WNBA」や「#SexToyIncident」などの関連ワードがトレンド入りしました。
- 選手自らがジョークを交えて投稿する例もあり、スカイのエンジェル・リース選手は「どうして他の会場でも同じ物が投げ込まれてるの?」と個人を茶化した書き込みをしています。
- 一方で、「面白い」という意見が一部見られたものの、大多数は「危険」「選手の安全を守れ」と強い非難の声を上げています。
- 「連続で同じ物がワルキューレス戦だけで投げ込まれているのは偶然なのか?」という指摘や、「どうやって持ち込むことができたのか?」との疑問、「ファンのモラル低下」を憂う投稿が多くみられました。
このようなバイラル現象は、事件を“ネタ化”する一方で、安全管理の重要性やファン行動のリテラシー(行動規範)に社会的関心を呼び起こしています。
安全管理体制と課題 – スポーツイベントの“ニューリスク”
コートへの異物投げ込み自体はアメリカの他競技(例:NFLのバッファロー・ビルズの試合)でも時に見られる現象ですが、WNBAで2度目の事態は極めて異例です。
今回の件で浮き彫りになった課題は以下の点です。
- 現場セキュリティの甘さ:クリアバッグ運用でもノーチェック品の持ち込みが可能だった
- 警備員やスタッフの連携不足、迅速な対応の必要性
- リピーターによる模倣リスク(バイラル化による二次被害)
- 試合進行妨害(選手集中力の低下、リズムの乱れ、興行価値毀損)
NBA等ではセキュリティ強化の例があり、今後WNBAや他のリーグでも、金属探知機導入や個別バッグチェック、人員増強などの対策が求められそうです。
イベント主催者にとって、「面白半分」の行為が重大事故に発展するリスク管理の重要性が改めて示された形です。
視点・考察 – スポーツと“観客の責任”
現代スポーツは「ファンとの共創空間」とも言われますが、その関係性に新たな課題も浮上しています。
- 多様な観客が集う現代、モラルや多様性への理解がより問われる時代に。
- ソーシャルメディア時代ならではの“拡散力”は、異常行動の模倣やバイラル化を加速。
- 選手や関係者、主催団体だけでなく、「観客自身の責任」や「リテラシー意識」向上の必要性。
スポーツ観戦は日常からの解放であり、“非日常”を楽しむ場ですが、「フェアプレー」や「安全」の精神を損ねる行為は絶対に許容できません。本件を教訓に、“スポーツ文化を守るための社会的合意形成”が今こそ必要とされています。
他スポーツとの比較と今後の規制強化
他リーグでの類似事件
NFLのバッファロー・ビルズ戦にも、特定のライバル対戦時に同様の性具投げ込みが「伝統」と化している事例がありますが、WNBAはファミリー層も多く、リーグとしては容認できない事案です。
今後の規制強化について
- 会場入場時のチェック体制見直し
- 持ち込み禁止物リストの強化・再周知
- 現場警備員の訓練や即時通報体制の構築
- 連続発生時の「被疑者特定・処分」(追放処分等)
現状では犯人特定や処分の情報は発表されていませんが、再発防止のためにより厳格なルール導入が検討されています。
まとめ
WNBAコートで発生した異例の性具投げ込み事件は、「スポーツと観客の関係性」「安全管理」「SNS拡散時代のリスク」など、多角的な論点を提示しました。
選手、リーグ、観客それぞれが“スポーツ文化”を守るために必要な責任を自覚し、より安心してスポーツ観戦を楽しめる環境作りが強く求められます。
今後、WNBAのみならず、世界中のスポーツイベントでの安全対策・ファン教育の強化が進むかどうか注目されます。
皆さんも会場でのマナーを守り、選手とファンがともに楽しめる未来へ歩んでいきましょう。