アメリカの宝くじで2000億円当たった人は、がんと闘っているラオス移民だった
CBSニュースによると、オレゴン州で先月購入された1枚のパワーボールチケットが、なんと13億ドル(日本円で約2000億円)もの大賞を獲得したそうです。この驚くべき出来事について、詳しく見ていきましょう。
https://www.cbsnews.com/news/1-billion-powerball-jackpot-winner-cheng-saephan-oregon
The winner of the $1.3 billion Powerball jackpot in Oregon last month has been identified as 46-year-old Cheng “Charlie” Saephan, a Laos-born immigrant living in Portland who has been undergoing cancer treatment for the past eight years. pic.twitter.com/yOGQsI8zg9
— CBS Evening News (@CBSEveningNews) April 29, 2024
パワーボールは、アメリカで最も人気のある宝くじの1つです。
数字を選んで購入し、抽選で当選番号が決まるというシンプルなルールですが、賞金額が天文学的な数字に達することがあるのが特徴です。
今回の13億ドルの賞金は、アメリカ史上4番目の大記録となっています。
当選者の驚くべき経歴
この宝くじの当選者は、46歳のチェン・サエパン氏。
ラオス出身の移民で、8年間がんと闘っていたそうです。
サエパン氏は「神に感謝している。家族を養い、自分の健康のために良い医師を雇うことができる」と喜びを語っています。
当選金は一括払いで4.22億ドル(税引き後)を受け取ることにしたそうです。
サエパン氏の妻のドアンペン・サエパン(37歳)と友人のライザ・チャオ(55歳)も、当選金の一部を受け取ることになっています。
当選の経緯
サエパン氏は20枚以上のチケットを購入し、「神に祈った」と述べています。チケットを購入した際、チャオ氏から100ドル出してもらっていたそうです。当選を知らせると、チャオ氏は仕事に行く必要がなくなったと喜んでいたそうです。
オレゴン州法では、ほとんどの場合、宝くじ当選者の身元を公表しなければなりません。当選者は1年以内に賞金を請求する必要がありそうです。
いままでの最高の賞金額は?
この13億ドルのパワーボールジャックポットは、アメリカ史上4番目に大きな賞金額です。
2022年にカリフォルニア州で記録された20.4億ドルが、アメリカ史上最高の賞金額となっています。
まとめ
ラオス出身の移民が、がんと闘いながらも13億ドルものパワーボールジャックポットを当てるという、まさに奇跡のような出来事でした。
サエパン氏は、この賞金を家族のために、そして自身の健康のために有効活用していくと述べています。
このような感動的な出来事は、私たちに希望と勇気を与えてくれるのではないでしょうか。