「アウトボクシング」とは?井上尚弥選手が試合後インタビューで語ったフレーズ
「アウトボクシング」とは、ボクシングにおける“距離を保つ戦い方”を指します。井上尚弥選手は本日、勝利者インタビューでこの戦術について語り、自身の“進化”を強調しました。
アウトボクシングとは
アウトボクシングは、フットワーク・ジャブを駆使し相手のパンチが届かない間合いを保ちながら、有効打を当ててポイントを重ねる戦法です。
一般的に“ヒット&アウェイ”と呼ばれる戦い方で、相手に不用意に接近せず攻撃の隙きも与えません。
- フットワークで上下左右に動く
- ジャブやストレート中心で、遠い距離から攻撃
- クリンチ(抱え込み)やスウェーバックなどの防御テクニック
- アップライトスタイル(上体を立て両手を高く構える)
アウトボクシングに適した選手は、リーチや身長が長めなことが多いです。
井上尚弥の進化
井上尚弥選手はアフマダリエフ選手との試合で、アウトボクシングを主体に、スピードと手数で完封し、判定勝利を収めました。
試合後のリングインタビューでは、「アウトボクシングもいけるでしょ?」と語りました。
これは、過去の豪快なKOスタイルだけでなく、“賢くポイントを稼ぐ洗練された技術にも自信がある”という意味です。
- アウトボクシングに徹したことで、危険な打ち合いを避けつつ判定勝利
- 「倒しに行きたい気持ちはあったが、判定決着で正解だった」とコメント
- “年齢を重ねても技術で進化する”と冗談まじりに強調
- 12月にはサウジアラビア戦、来年は東京ドームで中谷潤人戦が計画
用語注釈・コラム
- 判定勝利:KOやTKOではなく、採点による勝ち
- ジャブ:ボクシングの基本技、素早く距離を測る左パンチ
- スウェーバック:相手のパンチを体を反らして回避する防御技術
- アップライトスタイル:上体を立てて両手を高くする構え
まとめ
本日のインタビューでの「アウトボクシング」は、井上尚弥選手が“相手との距離と技術”で試合をコントロールする現代的なボクシング術を示す言葉です。