ファウルボールに直撃されたファン・リズ・マグワイアさんがトレーディングカードに登場
アメリカのメジャーリーグ(MLB)を観戦中、ファウルボールに直撃されながらも最後まで観戦し続けた勇敢なファンが、なんとトレーディングカードに登場することになりました。
𝗝𝗨𝗦𝗧 𝗜𝗡: We made a custom Topps Now trading card of Liz McGuire: the fan who took a 110MPH Bo Bichette foul ball to the head and STAYED AT THE GAME.
— Topps (@Topps) May 20, 2024
We produced exactly 110 copies, and we’re gifting them all to @lizzzzzzzzzzy.
Liz, you’re a champ! 👑❤️ pic.twitter.com/7B9eKyharg
トロント・ブルージェイズのファン、リズ・マグワイアさん
ファウルボールに直撃されたリズ・マグワイアさん
2024年5月17日、トロント・ブルージェイズとタンパベイ・レイズの試合中、ブルージェイズの選手ボー・ビシェットが放った110マイル(約177km/h)のファウルボールが、観客席にいたリズ・マグワイアさんの額に直撃しました。
ボールの直撃により、マグワイアさんの額には野球ボールサイズの大きなたんこぶができてしまいました。しかし、それにもかかわらず、マグワイアさんは最後まで試合を観戦し続けたのです。
「ジェイズが追い上げ始めていたので、何か起こるかもしれない」とマグワイアさんは話しています。残念ながら、ブルージェイズは4-3で敗れてしまいました。
MLBのボールの速度と観客の安全対策
プロ野球のバッターが放つボールの速度は非常に速く、時速177kmにも達することがあります。このような高速のボールが観客席に飛び込んでくると、大変危険な状況となります。
そのため、メジャーリーグでは2018年から全球場で本塁から一塁線、三塁線までの範囲に保護ネットの設置が義務付けられるようになりました。これは2017年に起きた事故を受けての対応です。
さらに2022年には、マイナーリーグでも2025年までに同様の保護ネットの設置が義務付けられることになりました。
ブルージェイズ球団も、ファンの安全を最優先にしており、医療スタッフを配置して事故発生時に迅速に対応しています。
トレーディングカードに登場
このような事故にもかかわらず、マグワイアさんは最後まで観戦を続けたことから、トレーディングカード「Topps Now」に彼女の写真が使われることになりました。
カードには「ファウルボールを110マイル(約177km/h)の速度で直撃されながらも、最後まで観戦し続けた勇敢なファン」という説明が書かれています。
トップス社は、野球の歴史に残る偉業を記念して「Topps Now」シリーズのカードを発行しており、今回のマグワイアさんの事例もそのシリーズの一つとなりました。
ファンの安全意識の重要性
プロ野球のボールは非常に高速で飛んでくるため、ファンの安全は重要な課題です。
球団は保護ネットの設置や医療スタッフの配置など、様々な対策を講じていますが、ファン自身の注意力も必要不可欠です。
今回のような事故を受けて、ファンの安全意識が高まり、球団の対策がさらに強化されることが期待されます。
観戦中は常に周囲の状況に気を配り、万が一の事態に備えることが大切です。
まとめ
プロ野球観戦中、ファウルボールに直撃されながらも最後まで観戦し続けたリズ・マグワイアさんが、トレーディングカードに登場することになりました。ボールの速度は時速177kmにも達し、ファンの安全は重要な課題となっています。
球団は保護ネットの設置や医療スタッフの配置など、様々な対策を講じていますが、ファン自身の注意力も欠かせません。今回のような事故を受けて、ファンの安全意識が高まり、さらなる対策が期待されます。