’47×サーティワン アイスクリーム、初コラボキャップが8月13日発売 人気フレーバーをデザインに再現

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キャップブランド「’47(フォーティーセブン)」と「サーティワン アイスクリーム」による初のコラボレーションキャップが、2026年8月13日に発売された。

ラインナップは3型・全4サイズ展開で、価格は3,960円〜4,950円(税込)。

今年35年ぶりにブランドロゴを刷新したばかりのサーティワンの新しいカラーリングと、人気フレーバーの世界観をヘッドウェアに落とし込んだ意欲作だ。

夏のアイスクリームブランドと、野球帽で知られるキャップブランドという異色の組み合わせは、なぜ今実現したのだろうか。

’47とサーティワン、それぞれのブランドの背景

’47は1947年、アメリカ・ボストンでアーサー&ヘンリー・ディアンジェロ兄弟が始めたブランドで、前年にリーグ優勝を果たしたボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイパーク周辺でのワゴン販売からスタートしたという歴史を持つ。

その後、MLB(メジャーリーグベースボール)を含むアメリカ4大プロスポーツすべてのライセンスを手がける公式ブランドへと成長し、日本でもストリートファッション愛好者を中心に支持を集めている。

一方のサーティワン アイスクリームは、日本国内に1,500拠点以上の店舗を展開し、年間6,200万組以上が利用する国民的アイスクリームチェーンだ。

2026年4月1日には35年ぶりにロゴと店舗デザインを全面刷新しており、従来の青とピンクを基調としたポップなデザインから、グラデーションを用いた落ち着いたトーンへと生まれ変わったばかりだった。

コラボの詳細 ― 3つのモデルと価格

今回のコラボレーションでは、’47の定番シルエットである「MVP」「クリーンナップ」「ヒッチ」の3モデルが展開される。

価格はクラシックなフロント立ち上がりが特徴の「MVP」が4,620円、柔らかな被り心地の「クリーンナップ」が大人用4,400円・キッズ用3,960円、5パネル構造の「ヒッチ」が4,950円と、いずれも税込4,000円台を中心とした価格帯に設定されている。

キッズサイズが用意されている点も見逃せないポイントで、親子でおそろいのキャップを楽しむ「親子リンクコーデ」を意識した商品構成になっていることが分かる。

販売チャネルは’47の公式オンラインストアに加え、長野・沖縄・福岡にある’47の直営店舗、さらに全国の取扱店でも購入できる。

サイズ展開についても大人用は複数のサイズ調整が可能なアジャスタブルタイプが中心とみられ、頭のサイズを問わず幅広い層が着用しやすい設計になっている点も、ギフト用途としての需要を後押ししそうだ。

’47とサーティワンという、これまで交わることのなかった2つのブランドが手を組んだ「初コラボ」という言葉自体が、両ブランドのファンにとって話題性の高いニュースになっていることは間違いないだろう。

デザインの見どころ ― 人気フレーバーがモチーフ

デザイン面では、2026年にリニューアルされたサーティワンの新ロゴと、ブランドカラーであるピンクとブラウンを基調としたカラーリングが採用されている。

刺しゅうやワッペンのモチーフには、「ポッピングシャワー」「ラブポーションサーティワン」「キャラメルリボン」「チョコレートミント」といった、発売から長年愛されてきた人気フレーバーの名前が並んでいる。

特に「ポッピングシャワー」はサーティワンを代表するロングセラーフレーバーであり、その名前をキャップに冠すること自体が、往年のファンにとって強い訴求力を持つ仕掛けになっていると言える。

単にロゴを貼り付けただけのコラボではなく、フレーバーという「味の記憶」をデザインに変換している点に、今回のコラボの丁寧な作り込みが感じられる。

「ラブポーションサーティワン」はバレンタイン時期の限定フレーバーとして人気を博してきた商品で、ピンク色のハート型チップが特徴的なビジュアルはそのままキャップの配色イメージにも重なる。

「キャラメルリボン」や「チョコレートミント」も定番フレーバーとして根強いファンを持ち、世代を問わず「あ、あのアイスだ」と気づける親近感のあるモチーフ選定になっている点が絶妙だ。

こうしたフレーバー名を前面に出す手法は、コラボ商品にありがちな「ロゴを載せただけ」という印象を回避し、購入者に懐かしさや思い出を想起させる効果も期待できる。

なぜ今、フードブランドとのコラボなのか

近年、ファッション業界では食品・飲料ブランドとのコラボレーションが相次いでいる。

実際、直近だけを見ても’47自身がサーティワンとの初コラボに踏み切った一方、ニューエラは他のキャラクターや飲食ブランドとの協業を続けており、キャップ市場全体で“親しみやすいブランドとの掛け合わせ”が一つの潮流になりつつある。

背景には、キャップというアイテムがロゴ・カラーリング一つでブランドの世界観を表現しやすく、ファッションに詳しくない層にも「好きな食べ物のグッズ」として手に取ってもらいやすいという実用的な理由があると筆者は見ている。

サーティワン側にとっても、35年ぶりのロゴ刷新のタイミングでファッションブランドとコラボすることは、新しいブランドイメージを幅広い世代に印象づける絶好の機会だったはずだ。

特にこれまでアイスクリームブランドが得意としてこなかった10代後半から20代のストリートファッション層に、キャップというアイテムを通じてリーチできる点は大きなメリットだろう。

’47にとっても、野球やスポーツに関心のなかった層――たとえば大のアイス好きなファッション初心者――を新規顧客として取り込める可能性があり、双方にとって合理的な提携だったと考えられる。

夏場のヘッドウェア市場は例年、日焼け対策や熱中症予防を目的とした実用需要が伸びる時期でもあり、真夏にアイスクリームを想起させるカラフルなキャップを投入するタイミングとしても理にかなっている。

筆者としては、こうした食品×ファッションの掛け合わせは今後も加速していくとみている。

SNS上で「かわいい」「美味しそう」といった感想と共に拡散されやすいビジュアル訴求力の高さは、従来の広告手法よりも費用対効果が高いと各ブランドが判断し始めている証左だろう。

過去の食品コラボキャップとの違い

菓子メーカーやカフェチェーンがアパレルブランドとタッグを組む事例はこれまでにも数多く存在し、キャップやTシャツをきっかけにブランドの世界観を広げる手法自体は目新しいものではない。

ただ今回の’47×サーティワンが特徴的なのは、単発のロゴコラボではなく、複数のフレーバー名を個別にデザインへ落とし込んだ点にある。

たとえば「ポッピングシャワー」モデルと「キャラメルリボン」モデルでは配色や刺しゅうの雰囲気が異なるとみられ、購入者はお気に入りのフレーバーに合わせてモデルを選べる、いわば“味で選ぶキャップ”という新しい楽しみ方が提案されている。

このように単一デザインの一括展開ではなく、複数のバリエーションを用意することで、ファンによるコレクション欲求を刺激し、SNS上での「どのフレーバーを買ったか」という投稿合戦を誘発しやすい設計になっている点も、マーケティング的によく練られていると感じる。

購入を検討する際の注意点

初コラボかつ数量限定的な位置づけの商品であるため、人気モデルやサイズは早期に品薄になる可能性がある。

こうしたコラボアイテムは発売直後にフリマアプリなどで定価を上回る価格で転売されるケースも少なくなく、正規の価格帯である3,960円〜4,950円を大きく超える出品には注意が必要だ。

確実に手に入れたい場合は、発売当日に公式オンラインストアや’47の直営店舗を確認するのが無難だろう。

またキッズサイズは大人用に比べて生産数が少なく設定されることが多いコラボ商品の傾向を踏まえると、親子でのお揃い購入を考えている場合は特に早めの行動が推奨される。

店舗によっては入荷数に差があるため、事前に’47の公式サイトやSNSアカウントで最新の在庫状況を確認してから足を運ぶのが賢明だろう。

’47公式オンラインストア

’47直営店舗(長野・沖縄・福岡)

全国の’47取扱店舗

モデル名 特徴 価格(税込)
MVP クラシックスタイル・フロント立ち上がり 4,620円
クリーンナップ(大人) 柔らかな被り心地 4,400円
クリーンナップ(キッズ) 親子リンクコーデ対応 3,960円
ヒッチ 5パネル構造 4,950円

補足情報

’47は日本国内でも都内に旗艦店を構えるなど近年出店を強化しており、MLBキャップの定番ブランド「ニューエラ」との違いを打ち出す戦略の一環として、こうした異業種コラボに積極的だとされる。

一方のサーティワンは、キムCEOが「締めアイス需要」を背景にオフィス街への積極出店を進めていると明かしており、ブランド刷新は単なるデザイン変更ではなく、顧客層の拡大を狙った経営戦略の一環と位置づけられている。

今回のコラボもその文脈の延長線上にあると見れば、単なる一過性のグッズ企画にとどまらない意味を持つ取り組みだと言えそうだ。

なお’47は過去にもさまざまなキャラクターや企業とのコラボレーションキャップを展開してきたが、国内大手アイスクリームチェーンとの協業は今回が初めてであり、その意味でも記念すべき第一弾と位置づけられる。

まとめ

’47とサーティワン アイスクリームの初コラボキャップは、3モデル・3,960円〜4,950円という価格帯で8月13日に発売された。

「ポッピングシャワー」など人気フレーバーをモチーフにしたデザインは、往年のファンにも新規層にも刺さる仕掛けになっている。

35年ぶりのロゴ刷新から数カ月というタイミングでの発売は、サーティワンにとってブランドの新しい顔を広めるうえでも重要な一手であり、今後も同様の異業種コラボが増えていく可能性がありそうだ。

Wooder

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