ラコステ×ニューエラ、2026年秋冬コラボキャップが7月30日発売 6,600円〜11,000円の全3型を解説

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フランス発のファッションブランド「LACOSTE(ラコステ)」と、アメリカのキャップブランド「New Era(ニューエラ)」によるコラボレーションコレクションが、2026年7月30日から国内の店舗と公式オンラインストアで発売された。

https://www.lacoste.jp/lacoste-x-new-era?srsltid=AfmBOormrgWkEBDMYBFBgJ6rTUtewU7DSIoncfmdeCa_ZIMHsNsTSefg

ワニのロゴで知られるラコステの伝統と、ベースボールキャップの名門ニューエラの技術を組み合わせた今回のコレクションは、2026年春夏に続く2回目のタッグとなる。

価格は6,600円〜11,000円で、ゴルフシーンを現代的に再解釈したというコンセプトのもと、計3型のキャップが展開されている。

今回のコラボの経緯

ラコステとニューエラのコラボレーションは、2026年春夏に発表された第1弾コレクションに続く、いわば第2弾にあたる企画だ。

今回は季節を秋冬に移し、現代のゴルフシーンに向けたカプセルコレクションとして新たに展開された。

発売日は2026年7月30日(木)で、ラコステの各店舗と公式オンラインストアで、ユニセックス展開として販売が始まっている。

ラコステは1933年創業のフランスの老舗ブランドであり、テニスウェアから始まり現在ではゴルフウェアやカジュアルウェアまで幅広く手掛けていることでも知られる。

一方のニューエラは、野球帽の製造で培った縫製技術やフィット感の高さに定評があり、近年はファッションブランドとのコラボレーションキャップを数多く手掛けている。

商品ラインアップと価格を詳しく見る

今回のコレクションは、キャップの形状ごとに3つのモデルが用意されている。

モデル名価格(税込)素材・特徴
レトロ クラウン11,000円起毛ジャージー素材、ストライプ柄”Lロゴ”とワニの刺繍
9TWENTY(ナイン トゥエンティー)8,800円ワニと旗の刺繍、または「LACOSTE GOLF」ロゴ刺繍
9FORTY(ナイン フォーティー)6,600円軽やかなコットンツイル素材、鮮やかなグリーンなど新色展開

もっとも高価な「レトロ クラウン」は11,000円で、起毛ジャージー素材を採用し、フロントにストライプ柄の”Lロゴ”とワニの刺繍を組み合わせた新シルエットが特徴となっている。

「9TWENTY」は8,800円で、キャメルやブルー、ホワイト、ネイビーなど複数のカラー展開があり、ワニと旗をあしらった刺繍モデルと、「LACOSTE GOLF」のロゴ刺繍モデルの2種類が用意されている。

最も手に取りやすい「9FORTY」は6,600円で、軽やかなコットンツイル素材を採用し、新色のグリーンをはじめブラック・ホワイト・ネイビーの4色展開となっている。

筆者として注目したいのは、3型とも価格帯にそれほど大きな差がなく、1万円前後で揃えられる点だ。

高価格帯のラグジュアリーブランドとのコラボキャップは3万円を超えることも珍しくない中、今回のラインアップは比較的手を伸ばしやすい価格設定と言えるだろう。

他のコラボキャップと比べた価格の立ち位置

ファッション業界では近年、スポーツブランドとキャップメーカーによるコラボレーション企画が数多く展開されており、価格帯もブランドによって大きく異なる。

ハイブランドとスポーツブランドが手を組む限定コラボでは、1点3万円を超える価格設定も珍しくなく、発売直後に転売市場で価格が高騰するケースもしばしば話題になる。

それに対して今回のラコステ×ニューエラは、最高額のモデルでも11,000円、最安モデルは6,600円という設定であり、いわゆる「憧れの一点もの」というよりは「普段使いできる一軍アイテム」という立ち位置に近い。

筆者としては、この価格設定こそが今回のコラボの巧妙な点だと感じる。

高すぎる価格設定は話題性こそ生むものの実際の購買にはつながりにくく、逆に手が届く価格帯であれば、ゴルフを始めたばかりの若年層でも実際に店舗で手に取りやすくなるからだ。

結果として、限定コラボにありがちな「眺めるだけの憧れアイテム」ではなく、実際に着用されて街中やコースで目に触れる機会が増えることが、ブランドの認知拡大につながるという好循環を生みやすい。

なぜ今「ゴルフ」をテーマにしたコラボなのか

今回のコレクションが一貫して打ち出しているのが、「現代のゴルフシーンの再解釈」というコンセプトだ。

背景には、国内のゴルフ市場そのものが回復基調にあるという事情がある。


帝国データバンクの調査によると、2024年度の国内ゴルフ場市場規模は8,100億円と前年度比3.0%増加し、4年連続で拡大した。

一方で、笹川スポーツ財団の調査では2024年時点の国内ゴルフ人口(コース・練習場)は912万人と、2000年の1,332万人からは依然として減少傾向にある。

つまり全体のゴルフ人口自体は長期的に縮小しているものの、コロナ禍を機に新規参入した若い世代が一定数定着し、単価の高いプレーや周辺グッズへの消費につながっているという、やや複雑な市場構造が浮かび上がる。

従来のゴルフキャップは機能性重視のシンプルなデザインが主流だったが、今回のコラボレーションはあえてストリートファッションで培われたニューエラのデザイン言語を持ち込むことで、コース内外どちらでも使えるアイテムに仕上げている。

筆者の見解では、この「ゴルフ×ストリート」という掛け合わせは、縮小するゴルフ人口全体の中から、ファッション消費に積極的な若年層を狙い撃ちする戦略として理にかなっていると考える。

ゴルフ人口全体を増やすことが難しい以上、ブランド側としては限られたパイの中でいかに客単価を上げるかが重要になっており、キャップという比較的手を出しやすいアイテムはその入り口として機能しやすい。

スポーツウェアとカジュアルウェアの境界が曖昧になる「アスレジャー」の流れが定着した今、ゴルフというフォーマルなスポーツの領域にもストリートの感度を持ち込む動きは、むしろ自然な展開だと言えるだろう。

ラコステ自体がもともとテニスというスポーツから生まれたブランドであることを踏まえると、スポーツとファッションを横断するコラボレーションは、ブランドの成り立ちにも通じるアプローチだと感じる。

春夏コレクションからの継続性をどう評価するか

今回で2回目となるラコステ×ニューエラのタッグは、単発の企画ではなく継続的なコラボレーションとして位置づけられている点が注目に値する。

一般的にアパレルブランド同士のコラボは1回限りの話題作りで終わることも多いが、シーズンをまたいで第2弾が展開されるということは、初回コレクションが一定の商業的成功を収めた証左と考えられる。

筆者としては、こうした継続的なコラボレーションは、ブランド同士が互いのファン層を安定的に取り込み合う戦略として非常に理にかなっていると考える。

一度きりの限定コラボは話題性こそ高いものの、購入を逃した顧客の不満につながりやすい一方、シーズンごとに形を変えて続く企画であれば、顧客は「次はどんなデザインになるか」という期待感を持って追いかけ続けることができるからだ。

今回のコレクションでも、春夏モデルで見られたワニの刺繍というアイコンを継承しつつ、秋冬らしい起毛素材やグリーンの新色を加えることで、コレクションとしての一貫性と季節ごとの新鮮さの両方を両立させている点は評価できる。

補足情報

ニューエラのキャップの型番である「9FORTY」「9TWENTY」といった数字は、もともと帽子のクラウン(頭頂部)の高さやシルエットの違いを示す型番として使われてきたものだ。

一般的に「59FIFTY」が本格的なフィッテッドタイプとして知られる一方、「9FORTY」はサイズ調整可能なアジャスタブルタイプが多く、普段使いしやすいモデルとして人気が高い。

ラコステのワニのロゴは、創業者ルネ・ラコステ選手のニックネーム「クロコダイル」に由来しており、1933年のブランド創業時から使われ続けている業界屈指の歴史あるロゴマークとしても知られる。

まとめ

ラコステとニューエラによる2026年秋冬コラボレーションキャップは、6,600円〜11,000円という手に取りやすい価格帯で、7月30日から発売が始まった。

春夏コレクションに続く2回目の展開となる今回は、「ゴルフ×ストリート」というコンセプトのもと、伝統と現代的な感度を両立させたラインアップに仕上がっている。

今後も両ブランドのコラボレーションがどのような形で続いていくのか、次のシーズンの展開にも注目したいところだ。

Wooder

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